秋の鎌倉散策 2004年9月17日

宝戒寺・海蔵寺 と 田中君枝回顧展

(3)

田中君枝回顧展

 孤高の画家 田中君枝さん   油絵の具を何層も塗り重ねて民話や異次元の世界を描いた田中君枝はさん、
女流画家協会の創立メンバーで、二科会評議員も務めたが、ほとんど研究が進められていない孤高の画家。
鎌倉は田中さんが高校生までを過ごしたゆかりの地。
 田中さんは僧侶の父の赴任先だった中国・福建省で生まれ、父の衆院議員転身とともに4歳で鎌倉・大町へ転居した。
幼少時に病気で難聴になったが、鎌倉高等女学校(現・鎌倉女学院)時代に本格的に絵画を始め、
高校卒業後は日本画の松岡映丘らに師事、25歳で二科会のデッサン研究所に所属し、洋画に取り組み始めた。
 重厚感あふれる独自の画風に至るのは戦後。
暗がりから鮮やかな色が浮かび上がるような配色で、遠野物語などの民話や、聖書、仏教をテーマに描いた。
油絵の具を塗っては削ることを何年も繰り返し、厚さが5cm近くになった作品もある。
 平成16年9月2日 神奈川新聞 抜粋

“旧湯浅邸は湯浅バッテリーの社長の邸宅で、その前は清水建設の社長の邸宅だった”と、会場にいらした
湯浅氏の令嬢にうかがいました。また湯浅氏は田中君枝さんの甥御さんで、彼女の作品はこのお宅に
保存してあったそうです。熊谷守一氏にも師事したそうで、熊谷榧さんの関係でこの展覧会の事を知りました。

  

        

  

    

  


熊谷守一美術館所蔵のもの

  
あまりの大作・力作と作品の多さ、その迫力に圧倒されました。ティールームでお茶を戴いて一休み。

  
この和室でもお茶を戴けますし、上の洋間からもお庭が眺められます。

この後、食事のため駅近くの店へ案内してもらいました。食事の後は海蔵寺へ。

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