滋賀 ・ 吉野へ 小旅行
2005年5月16・17・18日

〔6〕 吉野宇陀紙の福西さん宅へ

 吉野町は古くから和紙の里で、高級な和紙の産地として知られています。窪垣内(くぼがいと)地区は、
隣の南大野地区とともに昔ながらの紙すきの中心地です。
ここで和紙を作っている福西弘行さん宅に行きました。
福西さんは文部大臣認定の「宇陀紙(うだがみ)保存技術保持者です。
宇陀紙は文化財修復に欠かせません。宇陀紙はすいた紙を積み重ねて一昼夜置き、
翌日1日かけて水気を取り、晴天の日に板に張りつけて乾かします。
宇陀紙は吉野特有の白い土を混ぜてすき込むため、表装仕上げの時に波打ったり、反ったり、
縮んだりしない吉野特有の紙です。ずっと古くから作っているそうです。

  

福西さん宅は山の中腹の小高い場所にあります。

東京の女子高校生が紙漉きの体験に来て居り、千代紙を入れた「はがき」を漉いていました。

  

原料の楮の皮をはぎ灰汁で煮る釜です。
楮も此の頃は山には無くなったので栽培しているそうです。

 紙漉きにかかる前に、楮は丁寧に叩解されます。
柔らかく腰のある和紙を作るのには欠かせない作業の一つです。

国宝の修復用の紙を作っていました。

  

昔話をしてくれる 福西さん。 庭から下を見下ろしたところ。
  

紙を見せていただき何種類か購入。

福西さん方を12時半頃辞去し、桜井のすし屋で昼食の予定でしたが、お休み。
奈良のすし屋は水曜日が定休日のようで、どこの店も休み。
とうとう奈良駅近く迄もどり、「ザ、メシヤ」で食事をして、奈良駅で岡山組と別れて帰京しました。

今回も岡山のおじさんに振り回された旅でした。


飛鳥・石舞台近くで修学旅行の小学生を車の中から。

                 終わり      2005年5月26日制作

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