斎王まつり & 虹の泉
2011年6月5日・6日
斎王まつり 1
斎宮(さいくう)は「いつきのみや」とも呼ばれ、斎王(さいおう)の住居と、
その事務全般を司る役所の斎宮寮があった場所です。
斎王は天皇の名代として伊勢神宮につかわされた皇女.。
天皇が即位すると未婚の内親王または女王から選ばれ、原則として譲位までつかえました。
14世紀の後醍醐天皇の代まで続きました。
斎王の制度が廃止された後は「幻の宮」と呼ばれ、伝承が残るのみで所在がわからなくなっていました。
しかし昭和45年(1970)の発掘調査によって埋もれていた斎宮寮の遺構が発見され、
現在では東西約2キロ、南北約700メートル、面積約137ヘクタールが国の史跡に指定されています。
敷地内には斎宮歴史博物館やいつきのみや歴史体験館、史跡公園斎王の森などがあり、
毎年6月には斎王が伊勢神宮へ下る「群行」の様子を再現した「斎王まつり」が催されます。
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この斎王まつりを
観るため 近鉄山田線の 「斎宮駅」 に降り立ちました。
ホームから 禊の儀 が行われる 上園芝生公園がすぐそこに見えました。
準備中のようです。
改札口は会場とは反対側ですのでぐるっと回って踏切を渡ります。
踏切をわたると、そこはいつきのみや歴史体験館です。
平安貴族の邸宅 「寝殿造」
をモデルにした建物です。
ここでは、葱華輦に乗ったり、小袿を着たり、
盤双六・貝覆い、毬杖、蹴鞠が体験できます。
子供がゲートボールのような事をして遊んでいまし。
今考えると写真を撮っておけばよかった!
これが毬杖というものでした。
毬杖(ぎっちょう)は、木製の槌をつけた木製の杖を振るい、木製の毬を相手陣に打ち込む遊びまたはその杖。
振々毬杖(ぶりぶりぎっちょう)、玉ぶりぶりとも。杖には色糸をまとう。
平安時代に童子の遊びとして始まり、後に庶民の間に広まりました。
その後は形骸化し、江戸時代頃まで正月の儀式として残りました。
現在では、地域における文化体験の一環として時たま楽しまれます。
左利きの人が毬杖を左手に持ったことから、ひだりぎっちょうの語源とする説もあるそうです。
いつきのみや体験館からは、
1/10の史跡全体模型がながめられます。
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いつきのみや歴史体験館を出て禊の儀が行われる会場の方へ歩きました。
斎王宮趾の碑です。
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