2013・2・20
三仏堂の内陣には、
日光三社権現本地仏
(千手観音・阿弥陀如来・馬頭観音)
という三体の大仏さま(高さ8.5メートル)と、
東照三社権現本地仏
(薬師如来・阿弥陀如来・釈迦如来)という掛仏の、
2組の三尊仏がご本尊さまとしてお祀りされています。
現在、世界遺産・日光山輪王寺の三仏堂は、約50年ぶりの大修理中でした。
相輪塔
相輪塔は天台宗独特の塔婆(とうば)で、木造塔における相輪の部分だけを地上に建てた形をしている
石鳥居【重文】
ご鎮座翌年の元和4年(1618)、九州筑前(福岡県)藩主黒田長政公によって奉納されました。
石材は、まず九州から船で小山まで運ばれ、その後陸路人力でこの日光まで運ばれました。
五重塔 【重文】
慶安3年(1648)若狭の国(福井県)小浜藩主酒井忠勝公によって奉納されました。文化12年火災にあいましたが、
その後文政元年(1818)に同藩主酒井忠進公によって再建されました.
東照宮五重塔心柱特別公開の記念に頂いたクリアファイルです。
クリアファイルの裏の説明によると、
五重塔の塔を貫く心柱は、懸垂式で、礎石には据えられず、四重から吊り下げられて浮いています。
これは、時を経て重みで塔身が縮んだ際にも、心柱が五重の屋根を突き抜けてしまわないよう、江戸時代に考え出された工法だそうです。
こうした工法が可能であったのは、五重塔の心柱が構造上塔身から独立して、先端の相輪を支えているためですが、一方で、
そのように塔身と分離した心柱は、免震の機能をはたすとも考えられてきました。
東京スカイツリーのデザイン監修者である元東京芸術大学学長
澄川喜一氏によればこの五重塔の免震機能は
スカイツリーの制振システム(心柱制振)にも応用されたといいます。
横から覗きこむと、浮いているのが判りました。
三神庫
神厩舎 の長押上の彫刻
三 猿
神厩舎は、ご神馬をつなぐ厩(うまや)です。
昔から猿が馬を守るとされているところから、長押上には猿の彫刻が8面あり、人間の一生が風刺されています。
中でも「見ざる・言わざる・聞かざる」の三猿の彫刻が有名です。
陽 明
門 【国宝】
日本を代表する最も美しい門で、宮中正門の名をいただいたと伝えられています。
いつまで見ていても見飽きないところから「日暮の門」ともよばれ、
故事逸話や子供の遊び、聖人賢人など500以上の彫刻がほどこされています
額は水尾天皇より戴いた「東照大権現」
唐 門
【国宝】
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