「ツェチュ」を観に ブータンへ
2005年3月21日〜30日

〔3〕 3日目  ティンプー 2

8時半ホテル出発の予定が、ガイドが遅刻して8時40分出発。
ガイドの家はバロで、ティンプーでは友達の家に泊ったと言っていました。
今日はティンプーの観光です。

メモリアル・チョルテン

1972年に亡くなった3代国王が生前発願したものを国家事業として引き継ぎ、1974年に完成。
とくに国王の墓、廟、あるいは追悼記念碑と云う意味は無いのに一般に メモリアル・チョルテン と
呼ばれています。中にはいると、歓喜仏による立体曼荼羅がありました。

門から見たところ。

こちらの南面には四天王の一つ守護神
が鎮座して、大きなな窓が開いてます。
クリックして下さい。
 
塔の中に子供のお坊さん?
がいて、案内するように
ついて廻っていました。
床がコンクリーなのに、靴を
脱がねばならず、足が冷たく
 なりました。彼は裸足です。
 

次に行ったのは、チャンガンカ・ラカン です。
このお寺は15世紀に建てられたティンプーでも指折りの古刹で、
日本の氏神様のような、ティンプーの守護のお寺です。
全景は写せなかったので、「地球の歩き方」から拝借しました。

壁が見事なので見上げて写しました。マニ車のそばで。
 

展望台からのティンプーの町。

方々で 「ダルシン」 がみられます。「ダル」は旗、「シン」はそれを掲げる木の棹を意味しています。
旗は版木を使って繰り返し経文を印刷した幅50センチほどの薄い布です。
色は白いのが多いですが、他の色の布のもあります。
白=風、赤=火、緑=森、青=水、黄=大地をあらわしています。
(インターネットで検索の結果)
延びるロープに結び付けられているのは
ルンタ です。文字とおり訳せば「風の馬」です。
旗の写真をクリックすると、旗の中央に宝珠を背負った馬の絵があるのがわかります。

 ここでK氏からメールでルンタの色についてのチェックが入りました。下記のとおりです。

チベットではかつて、総べてのものが、五つの元素からできている、と言う考えがありました。
それは、
「空」「風」「火」「水」「地」の五つです。チベット5元素として青・白・赤・緑・黄、
と五つの色に象徴させて、表現しています。

ルンタでは必ずこの順番になっています。特に、垂直に並んでいるものは、
上から青・白・赤・緑・黄です。ティンプーで、ガイドのソナム君が、どのような説明をしたか
不明ですが、緑は水を現しています。それは、チベット高原に行くと理解できます。
標高4000メートルくらいになると、樹木はほとんど無くなります。ですが、水の有る所は必ず、
草があり、つまり緑があることになります。
ちなみに、日本のお墓の表現のひとつである、五輪塔は、その形から、空風火水地と
五つの形が、積み上げられていますので、チベット仏教とのつながりを感じるしだいです。

空がないのは矢張り変ですよね。K氏の云う通りでしょう。

 

帰りに モティタン動物園 により、「ターキン」 に会ってきました。
ターキンは、頭は「山羊」、体は「ロバ」、足は「牛の蹄」という、高山に棲む牛の仲間の珍獣です。
 
広い囲いのなかで自由に動いていました。

国王のオフィスであり、ブータン仏教(ドゥク派)の総本山でもある タシチョ・ゾン が眺められました。

釘を1本も使わず、みぞとほぞだけで木組みを行うブータンの伝統的な建築法で建てられているそうです。
隣りの写真はゴルフ場です。
 

ドゥブトプ尼僧院
タシチョ・ゾンを見下ろす丘にあります。ドゥブトプ・コンパが正式な名前ですが、現在は
ジルカ・ナナリー(ジルカは地名、ナナリーは尼僧院)と呼ばれています。

左の写真の建物が尼僧院で、数人の尼僧がお経を唱えながら、綿をつむいで蝋燭の芯のような物を作っていました。
右は尼僧たちの宿舎を建てていましたが、働いているのはインド人だそうです。
 

下を見下ろすと学校があります。子供達は英語を習っており、「ハロー」と声を掛けてくれます。
 

町へ戻り官庁街へと行きました。と云っても矢張りブータン式の建物です。

左は郵便局。右は大蔵省?
郵便局では、各種の記念切手が売られていましたので、何種類か購入したのですが、
帰宅してから何処を探してもありません。がっかりです。
 

次に、日本式製造技術により紙を漉いている、ジュンシ紙工場へ行きました。
 此処は
1986年石州和紙を通じてのブータン王国と三隅町及び石州半紙技術者会の交流から始まりました。
島根県三隅町ではブータン王国からの技術研修員の受け入れ事業と
和紙製造技術専門家の派遣事業を推進し実施しているそうです。

 

日本と同じ 三椏 や、ブータンの ダシネ を原料にしています。
 
作業している女性の向こうは紙を干しています。

売店で手漉き紙のノートを購入(一冊150ニュートラム約375円?)。
 

昼食はホテル近くのレストラン ミッドポイント で。
ホテルの食事は美味しくないので夕食も此処でと云う意見が出て、交渉してもらい決定。
ガイドブックに、一軒屋ふうで家庭的な雰囲気。高くて、遅いが味は良いと現地在住外国人に評判とでていました。

午後は国立図書館にいきます。

 2005/4/9 制作 4/12 補足修正

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